小児歯科の選び方

〜ある日の診療室の会話〜

お母さん
子供を検診で自分の通ってる歯医者さんに連れてったら、泣いて大暴れ…担当の先生にすごく嫌な顔されちゃいました…
パパ先生
そうですね…大泣きすると、普段いい先生でも子供が苦手ならはイライラちゃいますよね…
今回は子供の歯医者選びに困っているお母さんに是非知って欲しい、良い小児歯科の選び方について説明します。

良い小児歯科ってどうやって選ぶの?

保護者に「どうやってお子さんの歯医者さんを選ぶんですか?」とお聞きすると…

「自分が通院していて対応が良かったから」
「口コミでいいと言われたから」
「看板に小児歯科と書いてあったから」

などなど、様々な話を伺います。

一般的に保護者はホームページ、口コミ、看板などから子供の歯医者さん選びをしているようです。

ただ、それが本当に良い歯医者さんなの?技術的には問題無いの?小児歯科は専門なのかな?

お母さん達にはわからないですよね…これは日本の歯医者は専門分野がわかりずらい事が原因の1つです。

日本の歯医者は専門分野がわかりずらい!

歯科にも色々な分野があるのはご存知ですか??

歯を矯正したい
 →矯正歯科認定医、専門医
歯周病が気になる
 →歯周病認定医、専門医
親知らずを上手に抜いて欲しい
 →口腔外科認定医、専門医

…など、それぞれ専門分野があります!

問題なのがどれが日本の歯医者さんは専門分野(得意分野)が分かりづらいことです!

よく看板に「歯科、小児歯科、口腔外科」

って書いてありますよね??でもそれが専門分野ではなく、とりあえず出来るから書いとくか!って入れてます。

よって看板に書かれていても小児歯科=専門分野ではありません!

医科で「小児科、皮膚科、耳鼻科、内科、整形外科」って看板に全部いれてるようなところないですよね??皮膚科の先生が整形外科の患者さんを診るような物です…

歯科ではとりあえず出来るので全て当たり前にいれています…

だからよく、保護者から「看板に小児歯科って書いてあるからいったのに、泣くからうちでは無理だって言われました」なんて患者さんから相談される事があります。

最近は歯医者さんも多いので患者さん獲得のために、何でも看板にいれちゃいますよ…特に小児はほぼ入っています。これでは意味が無いですよね??

それを防ぐために、国は専門医制度を作っています。
子供の歯医者さんは小児歯科専門医があります。

小児歯科専門医とは?

小児歯科専門医は全国に10万人以上いる歯科医師の中で、約1%に限られたスペシャリストなんです!

小児歯科専門医になるのは次のような厳しい条件を満たす必要があります。

専門医の資格は、5年以上“日本小児歯科学会”に属し、学会が認めた大学の附属病院などの医療機関において5年以上にわたり相当の臨床経験を有し、小児歯科臨床に関する報告を発表し、試験に合格した者に与えられます。

試験では筆記試験と小児歯科に関する症例の提示と諮問審査が厳正に行われます。資格取得後も、専門医としての高い臨床レベルを維持するために、更新は5年ごとに行われ、学術大会への出席や発表、および学術誌における報告を行うことや地域の保健活動を通した社会貢献などが義務となっています。

日本小児歯科学会

試験をクリアーすれば、厚生労働省から認可をうけて「子供専門の歯医者」と国からお墨付きをいただけます

よって、普通の歯医者ではできない、大暴れの子供や難しい症例なども対応できます。

お近くの小児歯科専門の調べ方

参考サイト:日本小児歯科学会

日本小児歯科学会では「専門医・認定医がいる施設検索」というページがあり、日本各地の専門医が一覧で観覧できるようになっています。

そこからアクセスしてお近くの小児歯科専門医が調べられますよ!是非参考にしてください。

専門医でなくても、しっかりと小児の治療をされている先生はいます!
ただ、知識のないお母さん方には見分けるのはほぼ困難です。

是非、歯医者選びに参考にしてください。

まとめ

先日、むし歯が進行して歯がボロボロの患者さんが来院されました。

保護者は近所の子供を全く泣かさない口コミが良い歯医者にいっていたそうです…
掃除だけして、むし歯は半年近く経過観察し、もう治療が出来ないぐらいボロボロになってやっと紹介されてきました…

大事なのは泣かさない、優しいだけの歯医者ではありません。

その子の未来に責任を持ち治療できる歯医者です。

良い歯医者さんにめぐり合えるといいですね!!

まとめ
歯医者の中にも専門分野があります。是非、子供の歯で困ったら小児歯科専門医に!
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