おしゃぶりってやっぱり駄目?

お母さん
うちの子、なかなかおしゃぶりが止められません…
歯並び悪くなるんですよね?
パパ先生
やはり、長期のおしゃぶりは歯並びに影響します。
今回はおしゃぶりについて説明しますね

おしゃぶりしてますか??

診療室にもおしゃぶりをしている子供が多く来院されます。
お母さんに話を聞くと「おしゃぶりがあると本当に楽!これがないと育児が大変」と言われます。
やはり、育児ストレスの軽減には最高の道具ですね。

ただ、年齢が上がった時に歯並びに影響が出てしまい、止めさせようとしても止めない…なんて相談も多いです。

実際、このようにおしゃぶりによるメリット・デメリットがあります。

おしゃぶりのメリット

おしゃぶりには次のようなメリットがあるとされます。

おしゃぶりのメリット

・子供の精神安定になる
・お母さんの育児ストレスが軽減される(入眠がスムーズ、泣き止む、外出時に静か…など)
・鼻呼吸を促す

おしゃぶりをしていると、おっぱいを常に吸っている状況と同じになるから落ち着くんですよね。

また、おしゃぶりを使用すると、入眠がスムーズですし、外出時も静かにしているし…
僕も歯科医師でなければ使っているかな…楽だし…なんて思ったこともあります。

ただ、鼻呼吸や舌や顎の発達を促進するは現時点では学問的に検証されていなく、広告を鵜呑みにしてはいけません!!

育児ストレスの軽減のメリットはかなり大きいと思います。

おしゃぶりのデメリット

おしゃぶりには次のようなデメリットがあります。

おしゃぶりのデメリット

・かみ合わせが悪くなる
・親子のコミュニケーションが無くなる
・おしゃぶりを止めさせるのが地獄…

長期に使用すると、やはりかみ合わせは悪くなります…
僕らみたいな小児歯科専門医は口の中を見るだけで「あ?指しゃぶりかおしゃぶりをしているな!」と分かるぐらいです。

また、お話をする時期におしゃぶりをしていると発語が遅くなり発育が遅れる原因にもなります。

また、一番大変なのは…おしゃぶりに依存してしまい、止めさせる時に地獄…です。
おしゃぶりがないと寝れない…外出して不安になる…なんて事があり、しばらくの間は戦いです…

かみ合わせが悪くなるとは?

おしゃぶりを長期にしていると次のようなかみ合わせの問題を引き起こします…

おしゃぶりの歯並びへの弊害

・出っ歯(上顎前突)
・開咬

おしゃぶりを長期にしていると、じわじわ顎が変形していきます。

多くは上記の2つのどちらかになります。

おしゃぶりの使用の考え方

 おしゃぶりの使用について小児科の先生と小児歯科の先生が会議した結果、次のような考えになりました。専門家の意見なので是非参考にしてください。

おしゃぶりは出来るだけ使用しない方がよい、もし使用するなら咬合の異常を防ぐために、次の点に留意する。 

1) ことばを覚える 1 歳過ぎになったら、おしゃぶりのフォルダーを外して、常時使用しないようにする。

2) おそくとも 2 歳半までに使用を中止するようにする。

3) おしゃぶりを使用している間も、声かけや一緒に遊ぶなどの子どもとのふれあいを大切にして、子どもがして欲しいことや、したいことを満足させるように心がける。子育ての手抜きとし便利性からだけでおしゃぶりを使用しないようにする。

4) おしゃぶりだけでなく指しゃぶりも習慣づけないようにするには、(3)の方法を行う。

5) 4 歳以降になってもおしゃぶりが取れない場合は、情緒的な面を考慮してかかりつけの小児科医に相談することを勧める。

小児科と小児歯科の保健検討委員会

どうですか?具体的な止めなければいけない年齢も出てわかりやすいですかね?

まとめ

おしゃぶりは保護者には育児ストレスの減少、子供の精神安定になります。

「小児歯科専門医」の立場からはおしゃぶりの使用は出来るだけ止めていただければと思います。

ただ、「一人の父親としての立場」からは、自分も夜泣きを経験し睡眠不足…外出先で大泣きされ…おしゃぶりあったら楽だよな…と思ったときも何度もあります…だから、使っているお母さんの気持ちが凄くわかります…

そんな「一人の父親としての立場」としてはおしゃぶりは絶対駄目ではなく、かみ合わせのリスクを考えて上で、おしゃぶりに依存しないで正しく使ってくださいと提案したいです。

最近のコメント

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です