歯医者さんで詰めるプラスチックとは?

お母さん
むし歯が出来てしまい、今度削ってプラスチックを詰めましょうと言われました。一体どんな物ですか??
パパ先生
歯科材料の進歩からプラチックの詰め物の適応範囲が増えてきました。特に子供のむし歯はプラチックの詰め物でほぼ治療していますよ!
今回はプラチックの詰め物について説明しますね!

プラスチックの詰め物とは?

昔は「むし歯が出来た=銀歯」というイメージがありました。
しかし、今は歯科材料の技術が向上し、プラスチックの詰め物(コンポジットレジン)が開発され、むし歯治療は大きな転換期を迎えました。

銀歯と比較してどう違うの?

プラスチックの詰め物(コンポジットレジン)は銀歯と比較して次のようなメリット、デメリットがあります。

メリット
1,歯を削る量がすくない
2,審美的に優れる
3,アレルギーが少ない
4,処置が1回で終わる

デメリット
1,治療する歯科医師の技術によって治療成績が異なる
2,強度が弱い

それぞれのメリット・デメリットについて説明していきます。

メリット

歯を削る量が少ない

これが最大のメリットになります。下の歯を見てください。
このむし歯に対してプラスチックの詰め物と銀歯とでは削る量が異なります。

噛む面にむし歯がある

具体的にどのくらい削る量がちがうか比較すると…

プラスチックの詰め物

プラスチックの場合にはむし歯だけ削って詰める。
むし歯じゃない健康な歯は削らない!これが最大のメリットです。よって、歯にとっては侵襲がもっとも少なく出来る治療法となります。

銀歯

銀歯が入る為には、型をとってセットするため大きく削る必要があります。

最大のデメリットでもある、むし歯だけでなく、健康の歯も削って銀歯をつけなければいけません。その為、プラスチックの詰め物よりも大きく削らなくてはいけません。

審美的に優れる

プラスチックの詰め物は歯の色に似せたものなので、上手な先生なら本当に綺麗になります。銀歯は銀歯ですね。

アレルギーが少ない

一般的に使用する銀歯の成分は
金12%、パラジウム20%、銀50%、銅16%、その他2%(亜鉛、インジウム、イリジウム等)となります。(※子供の銀歯と大人の銀歯は成分が異なります)

やはり、銀歯を使用する際に一番怖いのは金属アレルギーです。

子供はどんなアレルギーがあるかわかりません。アレルギーが多いお子さんは避けて頂いた方が無難ですね。

処置が1回で終わる

銀歯は型とって、次にセットして…など2回かかります。

プラスチックの詰め物は1回で終了します。通院も1回ですむので楽ですね

デメリット

治療する歯科医師の技術によって治療成績が異なる

プラスチックの詰め物は銀歯と比較して熟練した技術が必要です。
下の動画はプラスチックの詰め物をする手順です、興味がある方はご覧下さい。

これだけの操作を短時間で子供の口の中でするので技術とスピードと慣れが必要です。

それが難しようなら削って、型をとって銀歯をセットする方がいいです。
技工士さんがオーダーメイドで作ってくれるのでピッタリした物を作ってくれます。プラスチックの詰め物よりも技術的なミスが少ないです。

また、プラスチックの詰め物をする際、一番重要なのは唾液がつかない事です。

よく、「プラスチックの詰め物が毎回取れるんです…」と相談される事が多いですが、一番の原因がやはり唾液がついてしまい、プラスチックが歯とうまくつかないことです。

特に子供は唾液が多く、口が小さいため処置がプラスチックの詰め物が難しくなります。そこでラバーダム防湿という方法をして処置をすることが重要となります。

ラバーダム防湿の詳し内容については下の記事を参考にしてください↓

プラスチックの詰め物の脱離防止の為にもラバーダム防湿は必須となります。

強度が弱い

科学技術の進歩から以前と比較して、プラスチックの強度がかなり向上しました。また、プラスチックと歯をつける接着剤の接着力も向上し、適切に使用すれば、銀歯と同じぐらいの治療成績が期待されます。

しかし、むし歯で大きく歯がなくなっちゃた…歯ぎしりが強い…
などのケースではやはり金属に負けます。

症例によっては、保護者から「銀歯はヤダ!白くして」とお願いされて、やったら歯が割れちゃった…なんてこともあります。

お口の中の状態によってはプラスチックの詰め物が適応でない事がありますよ!

よく、年配の先生から「プラスチックの詰め物(コンポジットレジン)は駄目だよ!すぐ取れるし、むし歯に再度なりやすし、やっぱり耐久度がないから銀歯の方がいいよ!」なんて意見がでますが、日々、歯科材料の技術は進歩しており今は適切に正しく利用すれば上記のような様々なメリットがあります。

是非、メリット・デメリットを考えて処置を選択してください。

まとめ
歯の詰め物には色々な物があります。症例によって、異なりますのでかかりつけ医の先生と相談してくださいね。
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